top of page

さいたま市・高台リベンジ!3人体制で挑む杉とシュロの完全伐採。信頼が繋ぐ新たなご縁

  • 執筆者の写真: いつきスタッフ
    いつきスタッフ
  • 4月11日
  • 読了時間: 7分

①作業前

2026年4月8日。昨日の猛烈な強風が嘘のように、さいたま市の空は突き抜けるような快晴に恵まれた。昨日の午後、安全を最優先して断腸の思いで下した「中断」という決断。その悔しさを晴らすべく、我々「株式会社 樹」は再びあの高台の現場へと戻ってきた。今日は昨日の2人体制から1人増員し、精鋭3人体制。機動力とパワーを底上げし、今日中に全ての工程を完遂させる構えだ。

現場に到着し、まずは昨日の作業終了時の状態を再確認する。枝を落とし、スッキリとした姿になった12mの杉が、静かに我々を迎え入れてくれた。今日はこの杉の残りの伐採に加え、さらに6mの杉、そして特有の繊維質でチェーンソーの刃を泣かせるシュロ2本の伐採が控えている。

「風は問題なし。今日は一気に攻め落とそう」。リーダーの力強い言葉に、3人の士気が高まる。2トンダンプに加え、今日は軽バンもフル活用。高台の住宅街という立地ゆえ、車両までの運搬距離が長いのがこの現場の難所だが、3人いれば「切り手」「捌き手」「運び手」のローテーションを円滑に回すことができる。

近隣への挨拶を済ませると、すでに昨日お声がけいただいたお隣様だけでなく、さらに別のご近所様からも「うちの見積もりもお願いできるかしら」と声をかけていただいた。我々の昨日の仕事ぶり、そして安全に対する真摯な姿勢を見ていてくださったのだと思うと、職人冥利に尽きる。最高のコンディションと、期待に満ちた周囲の視線。リベンジに燃える「樹」の2日目が、今、最高の形でスタートした。




②枝落とし作業

風が止んだ快晴の空の下、いよいよ昨日断念した12mの杉の最上部へと向かう。登攀道具を使い、慣れた手つきでスルスルと幹を登っていく。昨日の荒れ狂うような突風が嘘のように静まり返った空域は、職人にとってこれ以上ない最高の舞台だ。まずは、昨日安全のために残しておいた最上部の太枝から着手する。

高所での枝落としは、常に重力との計算だ。無風とはいえ、12mの高さから落とされる枝の衝撃は凄まじい。住宅に隣接しているため、一本一本の枝にロープを掛け、地上で待機する仲間に合図を送る。「行くぞ!」「了解!」。阿吽の呼吸でチェーンソーを走らせると、切り離された枝がゆっくりと、狙い通りの軌道で地上へと降ろされていく。

続いて、新たに手掛ける6mの杉の木。こちらは12mの巨木に比べれば高さこそ半分だが、枝の張り方が複雑で、電線との距離も近い。周囲の安全を常に確認しながら、小型のチェーンソーを巧みに操り、不要な枝を次々と捌(さば)いていく。昨日の「悔しい中断」をエネルギーに変えるかのように、作業は驚くほどのスピードで進んでいった。

見上げれば、青い空を背景に、これまで視界を遮っていた重苦しい枝葉が消え、光が庭全体に降り注ぎ始めている。電線への接触リスクを一つずつ消し込み、一本の「安全な幹」へと姿を変えていく過程は、何度経験しても清々しい。リベンジに燃える3人の連携は、高所と地上で完璧にシンクロし、午前中の早い段階で難所である枝落とし工程をほぼ完遂させた。



③小切り作業

地上へと吊り降ろされた杉の巨木、そして本日のもう一つの課題であるシュロ。それらを搬出可能なサイズへと解体する「小切り作業」が、地上の作業エリアで本格化した。ここで2台のチェーンソーがフル稼働する。3人体制になったことで、高所での枝落としと、地上での解体・整理を同時並行で進められるのが今日の強みだ。

特に厄介なのがシュロの木だ。シュロは通常の雑木とは異なり、幹が強靭な繊維質で覆われている。この繊維がチェーンソーの高速回転する刃に絡まりやすく、油断をすれば一瞬で目詰まりを起こしてしまう。私たちは刃の角度や回転数を慎重に調整し、繊維を「断ち切る」というよりは「刻む」ような感覚で刃を入れていく。チェーンソーのメンテナンス状況がダイレクトに作業効率に反映される、職人の道具へのこだわりが試される時間だ。

杉の主幹についても、2トンダンプの荷台サイズを逆算し、最適な長さに切り揃えていく。高台という限られたスペースを有効に使うため、切り出した材は種類ごとに整然と並べる。バラバラの状態では単なる「山の重圧」でしかない枝葉も、職人の手によって規格化されることで、次工程の積み込みを待つ「資源」へと姿を変える。

3人の連携により、作業スペースは常にクリアな状態が保たれている。おが屑が舞う中、次々と解体されていく巨木たちの残像。昨日の強風が嘘のような穏やかな日差しの下で、チェーンソーの小気味よい音がさいたま市の住宅街に響く。一見地味なこの「小切り」こそが、搬出スピードを最大化し、現場の美観を守るための、プロフェッショナルな下準備なのだ。



④積み込み作業

「小切り」によって扱いやすいサイズに解体された材を、2トンダンプへと運び出す。ここからが、本日の現場における最大の持久戦だ。高台にあるお宅ゆえ、作業エリアから車両を停めている場所までは一定の距離があり、さらに高低差も伴う。12mの杉と、重量感のあるシュロの幹。これらをすべて人力で運搬するのは、2人体制では相当な時間を要しただろうが、今日は3人。この「プラス1人」の存在が、現場の空気を劇的に変えていた。

一人が荷台で材を受け取り、パズルのように隙間なく組み上げる。残る二人が絶え間なく材を運び込む。このローテーションを止めることなく回し続けることで、運搬距離という物理的な壁を、圧倒的な手数で攻略していく。特にシュロの幹は水分を含んでいて重く、高台の坂道を往復する足腰には確実に疲労が蓄積するが、仲間の「次、行きます!」という声が、その疲れを心地よい充実感へと変えていく。

積載効率を高めるための「踏み込み」にも余念がない。コンパネを立てた2トンダンプの荷台に、細かな枝葉を敷き詰め、その上から自重をかけて圧縮する。こうすることで、見た目以上のボリュームを一台のダンプに収めることができる。

作業の合間、昨日お声がけいただいたお隣様だけでなく、さらに別のご近所様からも「丁寧な仕事をされているわね。うちの木も見ていただける?」と正式な見積もり依頼をいただいた。3人のキビキビとした動きと、高台の坂道を何度も往復しながらも失われない誠実な姿勢。それが、言葉以上に私たちの技術を証明してくれたのだと感じ、一段と力がこもる。昨日までの不安を吹き飛ばすように、ダンプの荷台はさいたま市の誇り高い「仕事の証」で満たされていった。



⑤作業後

夕暮れが近づくさいたま市の高台。全ての作業を終えた時、そこには昨日までの「重圧」から完全に解放された、清々しい景色が広がっていた。12mの杉は安全な高さまで伐採され、繊維に苦戦したシュロも跡形もなく片付けられた。何よりも、昨日あれほど我々を悩ませた強風が止み、穏やかな静寂が庭を包み込んでいることが、リベンジ成功の何よりの証だった。

最後は3人で手分けして、現場の徹底清掃を行う。運搬距離があった分、通路に落ちた細かな枝や葉も念入りにブロワーで払い、最後は竹箒でアスファルトの目まで掃き清める。施主様が庭に出られた際、その「明るさ」と「清潔感」に心から満足していただけるよう、一分の妥協も許さないのが「株式会社 樹」の流儀だ。

「本当に助かりました。また何かあったらお願いしますね」。施主様からいただいたその言葉と、作業中に複数の方からいただいた新規の見積もり依頼。高台を何度も往復した足腰の疲れは、その瞬間に最高の充足感へと変わった。我々の仕事ぶりを近隣の方々がしっかりと見ていてくださり、それが新しいご縁へと繋がっていく。これほど職人として誇らしいことはない。

満載になった2トンダンプと軽バンのシートをガッチリと固定し、私たちは心地よい疲労感と共に現場を後にした。バックミラーに映る高台の家は、朝よりもずっと空が広く、穏やかな光に満ちていた。昨日の中断という決断があったからこそ、今日の完璧な完遂がある。安全を重んじ、技術を磨き、地域に信頼を広げる。さいたま市での2日間の激闘は、我々にとってまた一つ、大きな自信となる素晴らしい現場となった。



記入者: 株式会社 樹

現場: 埼玉県さいたま市 個人宅(高台)

人員: 3人(1人増員体制)

完了日: 2026/04/08(作業2日目・完遂)

成果: シュロ2本、6m杉、12m杉の伐採を全て完了。高台からの長距離運搬を3人の連携で攻略し、無事故・無災害で全工程を終了。近隣住民の方々より複数の新規見積もり依頼を受領。

 
 
 

コメント


bottom of page