東京都瑞穂町・新規伐採プロジェクト始動:1日目。ナラの巨木を攻略する、重機と人力が共鳴する「総力戦」。
- いつきスタッフ

- 7 時間前
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2026年2月19日、私たちは東京都西多摩郡瑞穂町にて、新たな伐採プロジェクトの幕を開けました。
今回の現場における最大の任務は、空を覆うように枝を広げた「ナラ」の巨木たちの伐採です。新規現場の初日ということもあり、現場には心地よい緊張感が漂います。
私たちは、相棒の軽バンに4人の精鋭スタッフを乗せ、朝8時から夕方17時まで、この瑞穂町の難所に全力で向き合いました。

1. 新規現場の幕開け:各所除伐とナラの伐倒ミッション
初日のメイン作業は、現場全体の通しを良くし、重機の作業ルートを確保するための各所除伐、そして中心となるナラの伐倒です。
ザイル(ロープ)を操り、樹上20メートル以上の世界へと登り詰めるクライマー。空を背負って巨木に食らいつくその姿は、まさに特殊伐採の真骨頂です。今回の瑞穂町の現場は周囲の状況を緻密に考慮する必要があり、枝一本、幹一段をそのまま直下に落とすことは決して許されません。
プーリー(滑車)を駆使し、地上のスタッフと呼吸を合わせながら、重量のあるナラの材をミリ単位の精度で安全な着地点へと誘導していきます。チェーンソーが鋭い音を立ててナラの硬い木肌に食い込み、最後の一振りが終わる。「行くぞ!」「よし!」という鋭いコールの後、巨大な幹が狙い通りの方向へ倒れ込んだ瞬間、地響きとともに瑞穂町の空がパッと開け、新しい光が差し込みました。

2. 現場のリアルを支える「食」のひととき
正午。暖かな陽気に包まれ、私たちは束の間の休息に入りました。 今日の現場飯は、車内を囲んでのリラックスしたスタイルです。セブンイレブンのグラタンや中華丼、チキンライスなど、それぞれが好みのメニューをチョイスし、午後のラストスパートに備えます。
「ここのナラは、芯が非常に詰まっていて手応えがあるな」 「午後の集積、このペースなら予定通り完了できそうだ」
そんな会話を楽しみながら、温かいお弁当でエネルギーをチャージします。新規現場の初日、慣れない地形での作業が続くからこそ、こうした何気ない食事が、午後からの集中力を維持するための「ガソリン」になります。職人の体温が伝わるこの時間は、4人の結束をさらに強固なものにしてくれます。

0.25ユンボの咆哮:人力と重機のシンクロ
午後からは、作業効率を最大化させるために0.25のバックホウ(ユンボ)を本格稼働させました。
切り出した巨材を、重機の力強いアームが掴み、集積場所へとダイナミックに整理していきます。しかし、繊細な作業が求められる神社仏閣や住宅地に近い現場において、すべてを機械任せにすることはできません。重機のアームが届かない場所や、より精密な清掃が必要な箇所では、やはり職人の手による「熊手」での丁寧な整地や、人力での積み込みが真価を発揮します。
伐倒したナラを搬出しやすい「2mサイズ」に正確に切り分ける「玉切り」作業、そしてそれを一箇所に整然と積み上げていく「集積」作業。一旦、現地に集積された材の山は、初日の確かな戦果として誇らしく積み上がりました。


4. 劇的な変化:施工前(ビフォー)との対比
初日の作業を終え、改めて施工前の景色を見返すと、その変化に驚かされます。 朝、現場に到着したときには鬱蒼としたナラの枝葉が視界を遮っていましたが、現在は瑞穂町の空が真っ直ぐに見渡せるようになりました。地面には新しい光が差し込み、景色そのものが呼吸を始めたかのような清々しさです。
「本当に、初日でここまで明るくなるとは。安心して任せられた」 見守ってくださった方からいただいたその言葉こそが、急な斜面で踏ん張り、泥にまみれてきた私たちの最高の報酬です。

5. 瑞穂町の空は、ここからさらに広がる
17時。陽が傾き始めた瑞穂町の空の下、私たちは初日の作業を無事に完了しました。
1日目は、除伐・伐倒・玉切り・集積と、伐採の全工程が凝縮された、非常に密度の濃い一日でした。コンマ0.25ユンボのパワーと、4人の職人による緻密な人力作業が、これ以上ない形で融合したスタートとなりました。
しかし、ミッションはまだ始まったばかりです。 切り拓かれたこの景色を、さらに完璧な状態へと仕上げ、搬出まで完遂するために。明日もまた、私たちは瑞穂町の現場に集い、一本の木と、そして自分たちの技術と向き合います。



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